小学5年生、6年生のお子さまへのタイプ別ひと声は? やる気を引き出す褒め方・声かけ(後編)

2018年09月13日 小学生の学び 子育て

小学5年生、6年生のお子さまへのタイプ別ひと声は? やる気を引き出す褒め方・声かけ(後編)

良かれと思ってお子さまに声をかけたものの、うっとうしがられて逆効果……。そんなことはありませんか?

本当にやる気を引き出したいなら、声かけの仕方にはもっと気をつけたいところです。自学自習の習慣を身につけさせる声かけの例を押さえておきましょう。


小学5年生、6年生は自主的に取り組ませるための声かけが主に


直接行動を促すだけでなく、お子さまの気持ちも踏まえたコミュニケーションを

小学校5年生、6年生はいよいよ本格的な思春期に入る年頃。お子さまが自分で決めて取り組みたい自立心や、保護者さまの言うことに逆らいたい反抗心と上手く付き合い、直接的な保護者さまのサポートや声かけがなくても、自主的に宿題や勉強に取り組めるように促していくのが声かけのポイントになります。

机に向かわせるための細かい声かけよりも、お子さまの気持ちや興味関心も踏まえて、時には一緒に考えることで、本来の意味での“自主的な取り組み”につなげていきましょう。


お子さまのタイプ別! 声のかけ方、サポートの仕方


タイプ1:「でも」「だって」「なんで」と言うお子さまには、先回りして言葉をかける

声かけにこういった答え方をするお子さまは、保護者さまに逆らうこと自体が目的になっていることも多いもの。そこで「○○しなさい」「○○ばっかりしないの!」といった命令ではなく、「○○は順調?」「○○は、ご飯の前にやるの? お風呂の前にやるの?」といった風に、本人に考えさせる問いかけがおすすめです。すると今度は逆に「できるよ」「○○にやるよ」といった言葉が期待できるでしょう。


タイプ2:わかっていてもできないお子さまはじっと見守ってから、一緒に考える

宿題ややるべき内容が決まっている勉強は、基本的には本人が自主的に取り組むのに任せるようにします。つい心配して「終わったの?」「間に合わないよ!」などと声をかけてしまいそうになりますが、ここはグッと我慢です。もし、本当に間に合わなかった場合も、「どうして」と責めるのではなく、「今回できなかっただけだし、こういうこともあるよね」と、まずお子さまを信頼していることを伝えるようにしましょう。

失敗が続くような場合は、どうして間に合わないのか、お子さまと一緒に考えてみるようにします。あくまで保護者さまの意見を押し付けないよう、お子さまの意見を中心に対策を立てていきましょう。


タイプ3:「どうせ」「自分なんか」と言うお子さまには、ポジティブな結果をイメージさせる

「どうせバカだから勉強したって無駄だよ」といった風に、自虐的な言い方をするお子さまには、「勉強しないともっとバカになるよ」とネガティブな言い方をするのではなく「勉強すれば宿題も早く解けるようになって、自由時間が増えるよ」「成績が上がれば将来挑戦できる職業が増えるよ」「勉強で頭を鍛えると、スポーツの作戦立ても上手になるよ」などと、ポジティブな結果がイメージできる声かけを心がけましょう。保護者さまが心配しているのではなく、期待をかけているのだということを伝えます。

ただし、将来の話などで保護者さまの考えを一方的に押し付けることは、お子さまにとってプレッシャーになってしまいます。お子さま自身にとってのメリットを考えた声かけをするよう注意したいところです。


否定や危機感で言うことを聞かせるやり方はお子さまを追い詰める


自ら失敗も経験させ、立ち直り方を教えてあげる

自ら失敗も経験させ、立ち直り方を教えてあげる

お子さまの年齢が上がってくると、つい「少しくらいきつい言い方をして落ち込むことになっても、自分で立ち直って受け止められるはず」と期待するもの。ただ、立ち直り方を教えないまま、お子さまの考え方ややり方を否定したり、ネガティブな結果を示して危機感をあおることは、結果としてお子さまを責めたり、追い詰めたりすることになりがちです。ここは、「お子さまにやらせると決めたら失敗しても口や手を出さず、反省や見直し、心構えなど、立ち直るための方法を教える」といった風に考え、毅然と接するようにしていきましょう。


ライター:小芝 泉

学童保育に携わるかたわら、Webライターとして活動中の40代。仕事で多くの子どもたちと触れ合ってきた経験や、大学生の息子・高校生の娘を育ててきた経験から、学童を利用するママ&パパの相談に乗ることも多い。


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