小学3年生、4年生のお子さまへのタイプ別ひと声は? やる気を引き出すほめ方・声かけ(後編)

2018年08月29日 小学生の学び 子育て

小学3年生、4年生のお子さまへのタイプ別ひと声は? やる気を引き出すほめ方・声かけ(後編)

いつまでも机に向かわないお子さまにイライラして、つい声を荒げてしまう……。そんなことはありませんか?

本当にやる気を引き出したいなら、声かけの仕方にはもっと気をつけたいところです。お子さまの自主性を伸ばし、やる気をうまく引き出す声かけの例を押さえておきましょう。


あえて声かけを控えることで自発的な取り組みにつなげて


小学3年生、4年生は自分の意思で取り組みたいお年頃

小学3年生、4年生は自我が芽生え始め、保護者さまの言うことに素直に従わなくなることも多いもの。ただ、そこは「保護者さまに反抗したい」のではなく、「自分の意思で決めたい」気持ちが育ってきているのだと考えるようにしましょう。声かけで机に向かうきっかけを作るのではなく、「自分で考え、自発的に取り組む」ことへのサポートが大切です。


声をかけるより言い分を聞く方が重要なことも

そうとは言え、お子さまがなかなか動かない様子を見ていると、ついガミガミ言ってしまう…ということもあるかもしれませんね。しかし、お子さまたちが自ら納得して取り組めるようにするには、保護者さまが声をかけるより、お子さまの言い分に耳を傾けてみる方が重要なこともあるのです。

認めがたい言い分もあるかもしれませんが、そんな時も反論する前に一度は最後まで聞くようにしましょう。そうすることで、お子さまも「聞いてもらえた」と感じ、話を聞く態勢を作りやすくなります。保護者さまの考えを伝える時も、お子さまが納得した上で取り入れられるよう、筋道立ててわかりやすく話すようにしましょう。


お子さまのタイプ別! 声のかけ方、サポートの仕方


タイプ1: 「後でやる」と言うお子さまにはスケジュールを組ませる

「後でやる」なとど言いながら、結局できない……というお子さまには、自分で下校後(お休みの日は起床時)から寝るまでのスケジュールを組ませて、その通りやるように約束をしてみましょう。夜遅くに宿題をやろうとするなど、気になる点も出てくるかもしれませんが、まずはやらせてみます。スケジュール通りに宿題や勉強をこなせて、生活に影響がないようであれば、それがお子さまに合ったやり方なのです。

もし、スケジュール通りこなせないようなら「守れない約束はしないように」と言い聞かせて、見直しを提案しましょう。スケジュール自体については、そこで初めてアドバイスします。声をかけるタイミングはできるだけ大まかに、少なく…がポイントです。つい手を出して、保護者さまがスケジュール管理をしている状態にならないよう心がけましょうね。


タイプ2: とにかく反抗するお子さまは納得するまで考えさせる

反抗的な態度を取ることが多いお子さまは、こちらがどんなふうに声をかけても、自分で納得するまで動かないもの。こういったお子さまを納得させるには、宿題や勉強など、やるべきことを「やらないとどうなるか」、やってはいけないことを「やるとどうなるか」を自ら経験させ、考えさせることです。

しょっちゅう使える手ではありませんが、例えばお子さまが宿題や勉強をしていなくても、あえて声をかけずにおく機会を作ってみましょう。時にはテストで思うように点が取れずに悔しい思いをする、といった経験も必要なのです。その分、自分で行動したときにはたくさん褒めてあげてくださいね。


タイプ3: 口答えの多いお子さまからはまず話を聞く

すぐ言い返すことが多いお子さまには、保護者さまが一歩退いて、まずは話を聞いてみるのがおすすめです。そして、どのような内容であってもまず「言いたいことはわかった」と伝えてから、保護者さまの意見を述べるようにします。お子さまの言い分が受け入れがたい場合は、この時に毅然と、そして理路整然と受け入れがたい理由を伝えてみましょう。

例えば、この年代のお子さまが口にしがちなのが「みんなやっている」といった言い分。そんなときは、「うちはうち。よそのおうちのやり方に関係なく、(保護者さまが)○○だと考えている」と諭します。その代わり、保護者さまもよそのお子さまや学校の先生の発言などを引き合いに出さず、対等でいるのもルールですよ。


お子さまが自分なりの正解を見つけられるように

お子さまが自分なりの正解を見つけられるように


失敗させてみることも大切な経験に

お子さまには失敗することなく歩んでいってほしいと考え、つい先回りしてしまいがちですが、拙いものであってもお子さまなりの言い分を主張させたり、子ども扱いせず自分でやらせて失敗してみることも成長のためには大切な経験のひとつなのです。ただし、「信じて見守る」といっても、無干渉でいると次第に収拾がつかなくなってしまいます。言い分を聞きながら、その時々のお子さまにあわせた言葉をかけて、しっかり成長を見守っていきたいですね。


ライター:小芝 泉

学童保育に携わるかたわら、Webライターとして活動中の40代。仕事で多くの子どもたちと触れ合ってきた経験や、大学生の息子・高校生の娘を育ててきた経験から、学童を利用する保護者の相談に乗ることも多い。


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