【卓球選手・ 張本智和さんの母、張凌さんインタビュー】~学習習慣が身につく方法と子どもの夢を育てるヒント~(後編)

2018年07月19日 小学生の学び 中学生の学び 子育て

(記事:学研エデュケーショナル教育情報新聞「みどりのなかま」 2018年3月号)

2020年東京オリンピック・パラリンピックで金メダルの期待がかかる14歳の卓球選手・張本智和さん。今回は、張本選手のお母様である張凌さんの子育てについてご紹介します。世界で活躍する中学生のアスリートを支えるのは、学びに向かう姿勢と集中力。張本家の子育てはどのようなものだったのでしょうか。

※本文は、2017年11月に宮城県仙台市で開催された講演会の内容をもとに構成しています。

2020年東京オリンピック・パラリンピックで金メダルの期待がかかる14歳の卓球選手・張本智和さん


一に「健康」、二に「勉強」、卓球は三番目

一に「健康」、二に「勉強」、卓球は三番目

智和は、小さいときから卓球が好きでしたが、私は息子をプロの卓球選手にしようと思って育ててきたわけではありません。私が子育てで大切にしてきたのは、一に「健康」、二に「勉強」、卓球は三番目です。丈夫な体と、勉強から得られるものが、将来、子どもの人生の基盤になると考えています。ですから小学校6年まではこの順番を守ってきました。

とくに智和が食事や睡眠をしっかりとって健康的で規則正しい生活を送ることができるように気をつけてきました。小学校2年までは、夜7時まで卓球の練習をして、9時には就寝、小学校3年からは夜10時に就寝するように習慣づけてきました。


子どもが抱いた大きな夢はかなうと信じる

智和は小学校2年生のとき、東アジアホープス卓球大会の予選大会に初めて県代表として出場しました。このときは残念ながら、最終選考の10名に残れませんでした。出場していたのはほとんど6年生でしたから、私自身は、その結果で十分満足していました。ところが、智和は負けて大泣きしながら言ったのです。

「ママ、ぼくは、本当に優勝するつもりだったんだ。」

智和は、どんな大会でもいつも「優勝する!」と言って挑みます。私は内心、「小2の智和に優勝なんて無理。」と思っていたのですが、この智和の言葉を聞いて、「この子は、本気だったんだ。」と反省しました。

このときから「私だけは絶対に智和の夢を信じよう。」と決めました。夢はすぐに実現しないかもしれないけれど、それでも夢に向けて毎日努力を続ければ、将来、結果は出るはずです。私はこれからも、智和の夢を信じて応援し続けようと思っています。

智和は、小さい頃、鉄道や車などの乗り物が好きだった

(智和は、小さい頃、鉄道や車などの乗り物が好きだったので、「JR東日本新幹線総合車両センター」(宮城県利府町)には10回以上連れていきました。智和は新幹線がどのように作られるのかに興味があったので、本物の新幹線を見られるこのセンターが大好きでした。ほかにも科学館など、興味があるものに触れられる場所に連れていくように心がけていました。・張凌さん)


将来、何になるにしても勉強は必ず役に立つ

将来、何になるにしても勉強は必ず役に立つ

私の周囲には、子どもを卓球選手にしようと頑張っている友人もたくさんいます。私が智和を学研教室に通わせるのを見て、友人らは「なぜ、卓球だけでなく勉強もやらせるの?」と不思議に思うようです。でも、私は智和がプロの卓球選手になるよりも、大学へ入って勉強をしてほしいと望んでいます。

将来どんな仕事に就くとしても、勉強は人生の基礎になるから、子どものうちにしっかりやっておかなくてはいけない、というのが私たち夫婦の考え方です。もし、卓球選手になっても、ならなくても、勉強を通して培った力は人生のすべてに生かされます。卓球選手だって、相手選手の攻め方や試合の組み立て方など、「考える力」は必要です。だから勉強はいちばん重要です。

私は、智和に卓球の強い選手になってほしいと望んでいるのではなく、聡明で誠実な大人になってほしいと願っています。


↓「勉強をしなさいとは言わない」張本選手の学習習慣についてはこちらから

【卓球選手・ 張本智和さんの母、張凌さんインタビュー】~学習習慣が身につく方法と子どもの夢を育てるヒント~(前編)


卓球日本代表 張本智和(はりもとともかず)選手
2003年6月27日生まれ。宮城県出身。JOCエリートアカデミー所属。2018年の全日本卓球選手権ではジュニア男子シングルス史上最年少優勝、男子シングルスでも14才208日の史上最年少で優勝し、2冠を達成した。2020年開催の東京オリンピックでの金メダルも期待されている。


張本智和さんの母 張凌(ザンリン)さん

張本智和さんの母 張凌(ザンリン)さん
中国・四川省生まれ。1995年の世界卓球選手権の元中国代表選手で、世界ランキング最高位22位。1999年、宮城県・仙台卓球センターの指導者として来日。2010年にセンターの一室にある、学研教室宮千代教室に長男の智和さんを入会させる。


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