家庭で気軽に取り組めると話題のプログラミング学習サービス「ポコタス★Do」をやってみました

2018年09月26日 行ってみた・やってみた 小学生の学び 学研ゼミを使おう

最近よく耳にするプログラミング教育。2020年度からは、小学校でもプログラミング教育が必修になるらしい…(実際になります)。そんな話を聞いてまわりを見ると、いつの間にかプログラミング教室が激増し、今や習い事の一つとして確立しつつあるではないですか。

しかし、一般的な習い事より少し授業料は高め。きっとロボットや工作好きな子が行くところなのだろう、うちの子にはまだ早いし関係ないなど、いろいろと自分に言い訳をしてみましたがやっぱり気になります。

そこで今回は、子どもにとってプログラミングを学ぶことがよいのか考えるためにも、家庭で気軽に体験できる、学研ゼミのプログラミング学習サービス「ポコタス★Do」を実際に試してみました。


1.「ポコタス★Do」とは?

「ポコタス★Do」は、学研ゼミが提供するプログラミングを学べるプログラミング学習サービスです。インストール不要・PCの設定不要で始められます。

「ポコタス★Do」は、学研ゼミが提供するプログラミングを学べるプログラミング学習サービスです

ストーリーは、異世界から来たコンパイラ姫や、オウムのスティーブと協力して、悪の組織から世界を救う、という内容。冒険ストーリーを楽しみながら、プログラミングで問題を解決していきます。

現在公開されている無料の体験版「エピソード0(全17ステップ)」では、ステップを1つクリアするために、コンパイラ姫を動かして宝石をゲットする必要があります。


2.小4男子が、いざ挑戦!

外で遊ぶのも危険、という暑い日が続いています(執筆時は夏真っ盛りでした)。そこで早速涼しい家の中でできるプログラミングに挑戦してみることになりました!

今回「ポコタス★Do」に挑戦するのは、次男の小学校4年生の息子です。携帯ゲーム機と私のiPadは使いこなしていますが、プログラミングは初めてです。


・子ども心をくすぐる魅力的なキャラクターとストーリー

始まるとすぐに、かわいいキャラクターが登場し、会話を始めました。会話の中で指示やヒントをくれるようです。クスッと笑えるようなボケやツッコミもあり。キャラクターやストーリーがしっかりしているので、普段子どもたちが親しんでいるゲームをするような感覚です。学習であるということをすっかり忘れ、ストーリーを熱心に読んでいます。


・スモールステップで、「できた!」の喜びがたくさん

左側の画面で、動作が書かれたブロックをドラッグアンドドロップで並べ、姫への命令を決定します。右の画面には姫と、道のゴールには宝石が。「Do(実行)」のボタンをクリックすると、姫が命令どおりに動きます。無事、宝石をゲットすると、次のステップへ進みます。

最初のほうのステップでは、ドラッグアンドドロップの練習。これなら、プログラミングが初めてでも大丈夫そうです。易しい作業から一つ一つ取り組んでいくので、どんどんステップをクリアしていきます。

一刻も早く次の指示にとりかかりたい息子は、キャラクターたちの会話を読まずに進み始めました。オイオイ。それだと、次にすべき作業がわからないのでは⁉

スモールステップで、「できた!」の喜びがたくさん


・とにかくたくさん考える! 何度でも間違えることができる!

ステップ8。少し難しい指示がでてきて、まさに試行錯誤しています。何度間違えてもゲームオーバーや減点にはなりません。自分なりに考えた方法で何度もやり直してみます。唸り声が聞こえてきそうなぐらい、真剣に考えています。

何度でも間違えることができる!


・考えに考えた。そのぶん、クリアした喜びは大きい!

ステップ9。少し難しいぐらいが楽しいようで、ノリノリになってきました。考えに考えたぶん、クリアした時はとても嬉しそう。画面に合わせて「Do(ドゥ)!」と叫びながらやっています。

考えに考えた。そのぶん、クリアした喜びは大きい!

解決方法は何通りもあるため、とにかくたくさん考えます。考えぬいて自分なりの解決用法を見つけるのです。よくわからない指示に当たった時はわざと間違えてステップの最初に戻り、もう一度指示内容を確かめるようになりました。息子なりに、その仕組みを理解しようという作戦のようです。なるほどね。

その後も試行錯誤を繰り返し、一気に最後のステップ17まで進めてクリア! 所要時間は1時間ほど。「もっと難しいものを!」と挑戦心に火が付いたようで、クリアした後も「もっとやりたい!」と言って止まりませんでした。


3.体験してみて子どもの感想、保護者の感想

 

今回はプログラミング経験少しありという長男の中学1年生の息子にも協力してもらい、iPad・パソコン(Windows)・iPhoneのそれぞれで試しました。

細かいブロックをドラッグアンドドロップで動かす作業になるので、画面が大きいほうがやりやすいようです。iPadなら横向きで。パソコンでは、最初一部画像が映らなかったのですが、Chromeからサイトに行くことで問題なく使用できました。(Fire Foxも対応可)

以下、子どもたちと私の感想です。


●ストーリーについて

「爆発が面白かった」(小4)

「ストーリーが細かいところまでよくできている。話している会話も笑わせるようなことを言っていて面白かった」(中1)

最後のほうのステップで、爆弾を画面から排除しなければ姫が爆発してしまう場面があります。小4の息子は、わざと爆弾を増やして楽しんでいました。

爆弾がでてきたり、キャラクターたちの会話では“おなら”が話題になっていたり。子どもたちの興味をひくような仕掛けがたくさんありました。


●プログラミング学習について

「いろんな命令を組み合わせると、楽に目的地に行ける」(小4)

「目的地に行くための、やり方は何通りもある」(中1)

それぞれがプログラミングについて何か学びとったようです。素晴らしい!

今回の体験を通して、保護者の私自身もプログラミング学習や、学習によって身につく力のイメージがつかめてよかったです。

「自ら課題を発見し、その解決に向けて探求しその成果を表現することができる」

これは、これからの時代を生き抜くのに求められる力、いわゆる21世紀型スキルと呼ばれているものです。身につけるためには、従来の学力に加え「思考力」「判断力」「表現力」が必要であると考えられており、この3つの力を伸ばすことは2020年教育改革の中核となっています。

プログラミング学習はこの中の「思考力」を身につけるのに効果的である考えられているようですが、体験前はイマイチぴんとこないし半信半疑でした。 

けれど、何度も間違いながら自分なりに考えた方法でチャレンジを繰り返す子どもたちを隣で見ていて、「本当に思考力が鍛えられるのだな」と実感しました。これは、一番の驚きでした。



いかがでしたか?

「ポコタス★Do」やプログラミング学習のイメージがつかめたでしょうか。

中学生1年生の息子に言わせると、「一つ一つのステップが短いから、初めての人でも簡単にできる」そうです! 易しいところから少しずつクリアしていくので、プログラミング学習が全く初めてでも大丈夫です。

お子さま一人でもできますが、ステップごとに身につけたい作業があるので、保護者の方もできれば最初のほうは隣で見て声掛けをしてあげるとよいと思います。とはいえ、口の出しすぎには要注意。たくさん間違えて、自分の力で解決策を見つけさせてあげてください。それと、夢中になりすぎて止まらなくなる恐れがあるので、時間を決めて取り組ませるほうがいいかもしれません。

「ゲームが自分で作れるらしいよ」の言葉にひかれて取り組んだ小4の息子。「エピソード1(25ステップ)」ではシューティングゲーム制作ができるようなので、我が家は購入を検討中です。買い切りで千円程度(1,200円税抜)なのも、嬉しいです。

ゲーム漬けになるぐらいだったら、逆にゲームを作ってみてはいかがですか?


ライター:波 奈美子

小学校・養護学校教諭を経て、青年海外協力隊(西アフリカ・セネガル)に参加。その後、長男出産の前年まで、主に西アフリカの初等教育分野で国際協力に関わる。結婚前はバックパッカーとしてアジア中心に旅をしていた。セネガル・カナダ・ニジェール・中国などさまざまな国で暮らし、2人の男の子の子育てと執筆に奔走するママライター。

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